オムロン ヘルスケア株式会社が、大学生アスリートを対象に「月経に関する意識調査」をしました。

そのなかで「生理はこない方がいい」と答えた学生は62.4%「生理痛は我慢するもの」と答えた学生は57%でした。

この気持ち、わかります。トラブルを抱えているひとほど生理は憂鬱ですよね。

面倒な思いや、大切な日に当たったらどうしようという不安もあるでしょう。

しかし、生理は女性から切り離せません。生理は将来的な妊娠のためだけでなく、女性の健康や美しさを維持するバロメーターにもなっています。

できることなら生理を前向きに捉え、穏やかに過ごしたいと思いませんか?

参考:【女子大学生アスリート165人に調査】「生理はこない方がいい」と感じている選手は6割超|オムロン ヘルスケア株式会社

生理はなんのためにあるのか

不要な子宮内膜の排出

妊娠が成立しないと準備された子宮内膜は不要となり、体外に排出されます。これが生理です。

女性の健康状態のバロメーター

生理の状態に身体の不調サインがでていることがあります。

  • 強い痛み
  • 生理周期が不安定
  • 月経量が多い(ナプキンから漏れ出すほど)
  • 月経量が少ない(1〜2日目に、1日中ナプキン交換の必要がない)
  • 無月経

このような状態が続くなら病気が隠れているかもしれません。将来的な不妊の可能性も否定できないのです。

女性の美と健康を維持する

エストロゲンという女性ホルモンが分泌され始めるのが思春期の頃。それを合図に初潮が訪れます。

エストロゲンは骨の代謝にも深く関係しており、20歳前後で骨密度が最高になります。またコラーゲンを生み出し、女性の肌をきれいに保ってくれるのです。

ですがエストロゲンは閉経後、徐々に減っていきます。高齢女性の骨密度が低いのも、肌に潤いがなくなってくるのも、エストロゲンの減少が関係しているんですね。

女性が健康で美しくいるためにも、規則的な生理が必要なのです。

生理痛が起こるメカニズム

生理痛にはプロスタグランジンという、また別の女性ホルモンが関与しています。

子宮内膜を排出するには子宮が収縮しなければなりません。プロスタグランジンは、子宮収縮を起こす大切な役割を担っています。

しかし大量に分泌されると過度な子宮収縮が起こるため、生理痛となるのです。

毎回痛み止めを飲んでいたり、飲んでも効かない場合は病気の可能性もあります。他に子宮が未発達なひとも痛みが強いようです。

生理痛を和らげるために

生理痛があるなら我慢せず痛み止めを服用してください。

ただし頻回な使用はおすすめしません。解熱鎮痛剤は言葉通り熱を下げて(体温を下げて)痛みを鎮めるからです。

普段から身体に余計な負担をかけないことも大切です。無理なダイエットで生理が止まることもありますよ。

すぐできるセルフケア

身体を温める

血行が悪いと生理痛の原因になります。身体を動かしたり、湯船に浸かったりして血行を促しましょう。

温かい飲み物を飲む、ひざ掛けやカイロを使うなど、身体を中からも外からも温めてください。

夏でも意外に冷えますので気をつけて。

ストレスをためないで

ストレスも生理痛の原因です。普段から十分な休息をとり、リラックスできる時間を作ってくださいね。

ストレスをうまく解放していきましょう。

身体のリズムを把握する

基礎体温をつけて身体のリズムをつかみましょう。痛くなる時期がわかれば、早めに痛み止めを服用するなど対処できます。

基礎体温の微妙な上下移動は、記録しないと見えてきません。

婦人科を受診するときも貴重な資料になります。医師に記録するよう言われることも多いですよ。

便利なアプリもありますので活用してください。

痛みで日常生活が困難なとき

下記の状態が続くようなら婦人科を受診してください。

  • 痛み止めを飲んでも効かない
  • 生理日以外でも生理痛のような痛みがある

病気の可能性もありますし、将来の不妊・流産・早産の原因になることもあります。基礎体温表を持参しましょう。

病気には

などがあります。

自然治癒力を高め生理痛を減らしていきましょう

生理と聞くと嫌なことしか浮かばないかもしれません。

ですが生理は50歳頃まで続くのです。それなら早い時期から向き合い、上手に付き合う方がいいですよね。

子宮筋腫(粘膜下筋腫)や子宮内膜症の場合、ほとんどの方に生理痛があります。痛みが強ければ婦人科を受診することをおすすめします。

当店のお客様は、病気ではないけれど生理痛に悩まれている方が多いです。皆さんセルフケアを取り入れながら体質改善に取り組んでいらっしゃいますよ。

漢方では生理痛が起こる状態を瘀血(おけつ)と考えます。瘀血は血の巡りが悪い状態です。

市販の解熱鎮痛剤は体温を下げて痛みを鎮めます。痛いときは使ってよいのですが、身体を冷やしますし応急処置にすぎないんですね。

漢方薬には身体を温めながら血を流し痛みを止める「温陽活血(うんようかっけつ)」というお薬があります。

根本的な治療であなたの自然治癒力を高めましょう。我慢せず早めに相談してくださいね。

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