2023年は、夏が終わっても暑い日が続きました。気象庁の予報によると今季は暖冬のようで、気温は平年並みか高めだそうです。

しかしやはり冬は冬。冷え性のひとにとって厳しい季節です。

とくに女性は身体が冷えやすいのですが、冷え性を「仕方ない」とあきらめていませんか?

冷え性はただ寒いのを我慢するだけではありません。放っておくと不妊症の原因になりますし、生活習慣病や肥満の元にもなります。

冷えを自覚していないひとは多いのです。寒さを感じなくても身体は冷えていることがあります。自分の手でお腹やお尻に触れて冷たいと感じたら、あなたの身体は冷えているんですよ。

身体が冷える原因

筋肉量の不足

筋肉量が少ないと脂肪量が増え、身体が冷えやすくなります。脂肪はいちど冷えるとなかなか温まりません。

女性は男性より筋肉量が少ないため、冷えやすい傾向があります。身体を動かす習慣がないと、筋肉量は減るばかりです。

血流が悪い

基礎代謝でエネルギーを生み出しても、血流が悪ければエネルギーを身体中に届けられません。身体の末端が冷えるひとは、血流が悪いかもしれません。

血流が悪い原因には食生活の乱れ・運動不足・ストレスなどがあります。

↓血流が見られる測定会。今後も開催予定です ^^
血流から健康状態がわかります|血管測定会レポート

不要な水分がたまっている

水は熱を伝えやすいので、余計な水分がたまっていると身体が冷えてしまいます。

あまり汗をかかなかったり、排尿回数が少ないなども、体内の水分をうまく排出できていないのかもしれません。

健康のため水を多飲(2〜3ℓ/日)する風潮がありますが、すべてのひとに当てはまりません。うまく排泄できないひとが水分をとりすぎると冷えにつながります。

冷えは身体にどんな影響があるか

生活習慣病につながりやすい

身体が冷えると血行が悪くなり、身体全体に酸素や栄養が届きにくくなります。

  • だるさ
  • 手足の冷え
  • 肩こり

「いつものこと」と軽く考えていると、長い年月には生活習慣病へとつながることもあります。

基礎代謝の低下

基礎代謝とは、生命を維持するために必要な最低限のエネルギー。基礎代謝が低いと自力で熱を生み出せません。老廃物もたまりやすくなり、セルライトに変化していきます。これが肥満の原因です。

免疫力の低下

身体が冷えると免疫力が落ちます。

  • 風邪をひきやすい
  • 感染症にかかりやすい
  • アレルギーを引き起こしやすい

抵抗力が少ないため、病原菌と闘う力が弱いのです。

放っておかないで! 身体の冷え

身体の冷えは、よいことがひとつもありません。特に女性は不妊症をはじめ、子宮の病気につながりやすいのです。

お腹の冷えと子宮
漢方で始めよう|妊娠しやすい母体環境作り

寒い季節だから仕方ない。あきらめて冷えを我慢するのは危険です。

冬を暖かく過ごすために

食事で温める

寒い季節は温かいものを食べたくなりますよね。身体からのストレートな要望です。

根菜・発酵食品・香辛料をうまく使いましょう。生姜は身体を温める代表選手ですが、他にも身近な食材がありますよ。

含まれる成分と期待できる作用を書いておきます。

  • とうがらし→【カプサイシン】発汗作用
  • にんにく・にら→【アリシン】血流促進
  • ねぎ→【硫化アリル】血流促進

外食や購入したお弁当などは栄養が偏りがち。バランスを意識してみてくださいね。

運動で温める

激しい運動はしなくてOK。有酸素運動がおすすめです。有酸素運動は自律神経を整える役割もありますよ。

足の筋肉量が少ないと身体が冷えがちです。適度な運動で筋肉量を増やしましょう。ウォーキングやスクワットは下半身の筋肉を鍛えるのに最適なトレーニング法です。脂肪燃焼効果も期待できますので、ダイエットにも向いていますよ。

YouTubeで「有酸素運動 自宅」「運動 下半身」などのワードで検索してみてください。マンションでもできる運動もたくさんあります。画面の向こうで一緒に運動してくれるひとがいると続けやすいですね。

衣服で温める

薄い服を重ね着すると空気の層ができ、保温性を高められます。袖口や首筋から冷たい空気が入るのを防ぎましょう。重ね着で体温調節を可能にしてくださいね。

手袋靴下は、末端の冷えに欠かせません。靴下を重ねばきするなら、下に5本指のソックスをはくと暖かいですよ。

わたしはレッグウォーマーもおすすめしています。「三陰交(さんいんこう)」というツボが足首内側の少し上にあります。くるぶしの頂点から指4本分上です。子宮に関連するツボなので温めましょう。

下半身の冷えには

在宅勤務の知人から、床暖房は身体が温まると聞きました。お腹やお尻がいつも冷えていたのに解消したとのことです。

ひとり用のホットカーペットも売られているので、気軽に代用できますね。

椅子にカイロをポンと置きその上に座るのもおすすめです。肛門を温めると身体が温まります。オフィスなど足元が冷える環境なら試してみてください。

水分補給もちびちび飲みで忘れずに!

漢方薬は冷え防止のツールになります

女性が男性より冷えやすいのは筋肉量の違いだけではありません。

月経でホルモンバランスがくずれる
 ↓
自律神経が乱れる
 ↓
血行不良になる
 ↓
身体が冷える

「冷えは万病のもと」といわれる通り、大きな病気にもつながりますし、不妊の原因にもなります。身体を温めましょう。しっかり休養し、リラックスできる時間を持つのも大切です。

冷えやすい体質としては水滞血虚があげられます。

  • 水滞→余分な水分がたまり身体を冷やす
  • 血虚→血が不足し全身に熱を届けられない

冷えに対する漢方薬の働きは以下のようなものです。

  • 血流を促す
  • 身体を温める
  • 末端の冷えに作用する
  • 発汗作用
  • 利尿作用

あなたがお困りの症状と合わせて処方できます。疲労・貧血・体力低下・不眠など、お悩みをお聞かせくださいね。

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