生理前になると気分が沈んだり、いつもなら流せてしまう言葉に傷ついたりしていませんか。普段は落ち着いて過ごしているのに、生理前の時期だけ自分が別人のように感じて戸惑う女性は多いのです。

情緒不安定は心の弱さや性格の問題ではなく、身体的な変化。身体の内側で起きていることが、心の揺れとして表れている状態です。

自分を責めないためにも仕組みを理解しておきましょう。

生理前の情緒不安定とは?

生理前の情緒不安定は、ホルモンの変化と心のリズムがずれた状態と考えられています。

女性ホルモンの波が気分を左右する

女性の身体は、およそ28日の周期でホルモンが変化します。排卵後から生理前にかけてエストロゲンというホルモンが少なくなり、プロゲステロンというホルモンが増えるのです。

エストロゲンは脳内の働きとも関係しており、感情の安定を助けています。そのためエストロゲンが減る時期は、気持ちが揺れやすくなる傾向があるんですね。

脳と自律神経が影響し合う

女性ホルモンの変化は、自律神経にも影響します。自律神経は緊張とゆるみの切り替えを担う神経で、交感神経(緊張)副交感神経(ゆるみ)の2つの部分から成り立っています。生理前は切り替えがうまくいかず、些細な刺激に反応しやすくなるのです。

不安やイライラが強く出る背景には、神経の働きも関係しています。

肝(かん)の乱れ

東洋医学では、気持ちの揺れは「肝(かん)」と深く関係すると考えます。肝は、気の流れを整え、感情の動きをなめらかに保つ役割を担っています。

肝の働きが乱れると気が滞りやすくなり、些細なことに引っかかりやすくなるんですね。理由もなくイライラしたり、気持ちが張りつめたりしてしまうのです。

また肝は、血(けつ)を蓄え、心を支える土台でもあります。不安や落ち込みを感じやすいときは、血の巡りが悪くなっているのかもしれません。

生理前はホルモンの変化で心身のバランスが揺れやすい時期です。肝の乱れが重なると、感情の揺れが強く表れやすくなるのです。

なぜ感情が揺れるのか

同じ生理前でも、感情の揺れには個人差がありますね。生活の積み重ねや心身の状態により、開きがでてきます。

ストレスや我慢が多い生活

責任感が強いひとほど、無意識に感情を抑えがちです。仕事や家庭で役割が重なり、自分のことを後回しにしていませんか。緊張をため込んだり我慢ばかりしていると、生理前の変化と重なったとき表に出やすくなるのです。

血の不足が心を支えにくくする

睡眠不足や食事の偏りが続くと、血が不足しやすくなります。血は心を支える土台。ぐらついていれば不具合が出てくるのです。

肝血虚(かんけっきょ)と呼ばれる状態の方がとても多いです。肝の血液が不足している状態で、全身的な血の不足が伴うこともあります。そもそも女性は月経・妊娠・出産などの生理的なプロセスを通じて血液を消耗しやすいのですが、栄養不足ストレスがさらに肝血虚の傾向を強めているのです。

冷えや過労による気血の滞り

冷えや疲れが重なると、気や血の巡りが滞りやすくなります。巡りが悪くなると、感情も動きにくくなり、張りつめた状態が続くのです。

血の流れが悪いのは瘀血(おけつ)の状態。身体の緊張が増し、感情の動きが鈍くなることがあります。気と血はお互い助けあい健康を保とうとしますが、片方が不調になるともう一方にも悪影響を及ぼすといわれます。負の連鎖に陥りがちなんですね。

がんばりすぎない生理前の過ごしかた

「揺れてはいけない、落ち込んではいけない」と考えるほど心は緊張し、余裕を失ってしまいます。生理前は心身のバランスが崩れやすい時期。心の揺れが起きる前提で、自分への向き合いかたを整えてみましょう。

香りで気を巡らせる

香りは頭で思考する前に感情へ届きます。気持ちが張りつめているとき、言葉よりも感覚が助けになるかもしれません。

柑橘系やハーブ系の香りは、気の巡りを促すと考えられています。香りに触れると呼吸が深まり、心が緩みやすくなるんですね。できれば精油など天然の香りがおすすめです。気分が切り替わらないときなどに試してみてください。

温かい食事で冷えを遠ざける

冷たい飲みものや食事が続くと、身体は内側から冷えやすくなります。冷えは気や血の巡りを妨げ、気分を張りつめるきっかけを作ってしまうのです。

温かい食事をとると安心感が湧き、心身がホッとゆるみます。消化するとき身体を内側から温めてくれる効果もありますし、副交感神経が活発になるのでリラックスできるんですね。料理の香りや立ちのぼる湯気なども楽しんでください。

睡眠と休息を軽く考えない

睡眠は身体を休めるだけでなく、心を立て直す時間でもあります。睡眠時間が1時間短くなるだけでも気分の安定に影響するといわれています。自分に最適な睡眠時間を把握し、睡眠の質を高めましょう。

忙しい日が続くと、疲れていても休むことに罪悪感を抱きがちですが、休息は怠けではありません。心身を整えるための大切な時間なのです。

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「心と身体はつながっている」と思うとき

生理前の情緒不安定は、頑張り屋さんや完璧主義のひとに起きやすい傾向があります。「緩めて」とアドバイスされてもできないから悩むんですよね。

自分に対して厳しくなりがちなので、まずは自分の生活を受け入れるところから始めましょう。「完璧じゃなくてもいい」と認識できるまで時間がかかるかもしれませんが、少しずつ自分を許せるよう練習してみてください。

毎月同じ時期に心が揺れるのは、身体からの小さなサインかもしれません。日常生活に支障をきたすほどであれば、専門家のサポートを受けることも考えてみてください。

当店ではお客さまの状況をしっかりお聞きします。生理前の不安感が強く、相談に来られる方もいらっしゃいます。心身を整える視点を持ち、妊活に前向きになったというお声もいただきました。「心と身体はつながっているんだなぁ」と感じるんですね。

生理前の情緒不安定には理由があります。あなたの心が弱いわけではなく、性格が問題なわけでもありません。相談できる場所があることも覚えておいてくださいね。

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