腎臓は不要な水分や老廃物を取り除く大切な役割をしています。腎臓が働かなくなると生きていけません。
人工透析しながら腎移植を待つひとはとても多く、13,454名(令和3年11月30日現在)※と報告されています。腎移植希望者は他の臓器移植希望者と比べて桁違いに多いのです。
腎臓病は初期症状がほとんどなく、気づいたときには進行しています。透析や腎移植の現状を知り、腎機能の低下を防ぐ生活を心がけましょう。
※臓器移植の現状|厚生労働省
(脳死下・心停止後の臓器提供)
腎臓病の治療
人工透析
透析とは
腎臓がじゅうぶんに機能しなくなった場合の治療方法。腎臓は血液をろ過し、不要な水分や老廃物を取り除いています。
腎機能が果たせなくなると体内に不要物がたまり、健康を損なってしまうのです。腎臓の代わりに機械や浄化液で血液を人工的にろ過するのが透析です。
透析は対症療法
対症療法とは、病気により起こった症状や苦痛を緩和させ、身体の機能を維持するのが目的で行います。
透析は対症療法であり、低下した腎機能を復活させる治療ではありません。急性腎不全なら原因を取り除けば機能が復活するかもしれませんが、慢性腎不全は気づいたときには進行していることが多いのです。
腎移植
他人の腎臓を提供してもらう
提供してもらった腎臓を移植し腎機能が働くようになれば、透析以前の生活に戻れる可能性があります。
しかし腎移植は希望者が多く、約15年待ちとの報告も(亡くなった方から提供していただく献腎移植)。希望者の登録条件もあります。
実際の移植者数は、親族から提供してもらう生体腎移植がはるかに多いのですが、拒絶反応や合併症がないよう綿密な検査を経て、ようやく実施されるものなのです。
ドナーも命がけ
生体腎移植の場合、ドナーはふたつある腎臓のひとつを提供します。相応の検査を受け、いわゆる健康体でなければドナーになれないため、腎臓をひとつ失っても機能は果たせると言われています。
しかし高齢になるほど腎機能は落ちていくものです。提供したときは健康でも、年齢を重ねるにつれ影響が現れるかもしれません。
術後の健康管理はとても重要で、ドナーも命がけなのです。
人工透析について
もしあなたが腎臓をわずらい、生きるために必要と告げられれば透析を選択するでしょう。
自分には関係ないと思っていても、知らずに進行しているのが腎臓病です。透析のメリットとデメリットをあげますので、想像してみてください。
透析のメリット
- 腎不全末期でも生きていける
透析が腎機能の代わりをしてくれるので生命維持は可能。
- 症状が緩和される
腎機能低下に関わる症状が軽減するため、体調や精神面の健康が保たれる。
- 透析治療にも選択肢がある
少数ではあるが自宅での透析や夜間透析など、ライフスタイルに合わせやすい方法も。
透析のデメリット
- 生涯続ける可能性が高い
腎移植ができなければ継続するしかない。根本治療ではないため透析治療を受けていても病気が進行することも。
- 時間を奪われる
透析の標準は週に3回で1回あたり4時間。透析以外の通院や投薬も必要。透析ありきで生活を組み立てなければならない。
- 身体に負担がかかる場合も
24時間体制でコントロールできていた腎機能をわずか4時間で働かせるのは身体に負担がかかりやすい。透析治療自体が感染症や血管へのダメージを引き起こすことも考えられる。
腎機能の維持は心がけ次第です
透析の治療費は非常に高額であり、多くの時間を奪われます。治療を受けること自体、体力の消耗が激しいひともいます。透析患者数は増えていますが、自分はもちろん家族の生活にも負担がかかりますね。
腎臓病の怖いところは知らぬ間に進行していること。ゆっくり何年もかけて進行する慢性腎臓病は、気づいたときには末期になっていることもあります。
わたしたちができる予防は腎機能に負担をかけない生活。生活習慣病のなかでも特に糖尿病は腎臓病に移行しやすいのです。
腎臓病に注意! あなたが知らない間に進んでいるかもしれません
落ちてしまった腎機能は元に戻せません。ただでさえ高齢になるほど腎機能は落ちていくのです。生活習慣を見直し腎機能の維持に努めるのがとても大切です。
当店では漢方薬で腎機能の低下を防いでいるお客さまがいらっしゃいます。あなたに足りないものを補いましょう。ぜひ早めのご相談を。
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