男性不妊に悩む方が相談にいらっしゃるケースが増えています。しかし男性側の理由による不妊は気づきにくいのです。
不妊の原因は男女半々なのですが、社会的な認識不足がまだあるのかもしれません。生活改善と漢方薬でケアを始めましょう。
男性不妊も早期に発見し対策するのがとても大切です。
男性不妊にどうやって気づく?
隠れた問題を見逃さない
男性不妊の多くは自覚症状がほとんどありません。なかなか「男性側に不妊の理由があるかもしれない」と思い至らないのですね。
健康には問題ないと感じていても、精子の質や量に異常があるかもしれません。不妊は夫婦の問題ですので、女性だけでなく男性側の検査も重要です。
早期に適切な検査を受けて不妊の原因を特定すれば、治療の選択肢を広げられます。
検査でわかる具体的な指標
男性不妊の原因の多くは精子に関する問題です。精子の質と量の異常は、日常生活でなかなか気付けるものではありません。
精液検査でわかるのは
- 精子の数
- 運動率
- 形態の異常
特に精子の運動率が低いと受精が困難になります。モニタリングのため定期的な検査が必要になるでしょう。また、精液の状態は生活習慣やストレスの影響を受けやすいのです。
検査を通じて現状を把握し、改善に向けたステップを踏むことが大切です。
不妊の原因を夫婦で共有する
不妊を乗り越えるには、夫婦間の協力が必要です。男性も積極的に検査を受けて不妊の原因を共有すれば、一緒に次の対策を考えられます。
パートナーとのコミュニケーションを大切にし、不妊はひとりの問題ではないという認識を持ちましょう。ふたりで情報を共有し、治療に向けた計画を立てていけば、精神的な負担も軽減されますよ。
男性不妊についてはこちらで書いています。
男性不妊に漢方でアプローチ|妊娠させやすい体質にするために
男性不妊の原因
現代社会がもたらすリスク
現代社会において、仕事や家庭のストレスは男性不妊の大きな要因となっています。
過度なストレスはホルモンバランスを崩し、精子の生成や運動能力に悪影響を与えているんですね。また、喫煙や飲酒、偏った食生活などの生活習慣も、精子の質に影響を及ぼします。
ストレス管理と生活習慣の見直しは、不妊改善の第一歩なのです。
身体的原因
男性不妊の一因として、内分泌系の異常や精索静脈瘤があげられます。
- 内分泌異常
ホルモンのバランスが崩れ精子の生成や機能を妨げる - 精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)
静脈にこぶができ精巣周辺の血液循環が悪くなるため精子の質や量に影響が及ぶ
身体的原因を理解するためにも早期に専門医に相談し、適切な治療を受けましょう。
化学物質や温熱の影響
環境要因も男性不妊の原因となります。
例えば、農薬や重金属、プラスチックに含まれる化学物質により、精子の健康を損なう可能性があります。また、温熱環境も精子の生成に悪影響を及ぼします。長時間のサウナ利用や温熱機器の多用には注意してくださいね。
日常生活のなかで、できるだけ有害物質への接触を避け、体温管理に気を配ることが大切なのです。
漢方薬を使った対策、生活習慣などの見直し
精力増強を助けるライフスタイル
食生活や運動は、男性不妊の改善に重要です。バランスの取れた食事は、精子の健康を支える基本です。以下の栄養素を意識してくださいね。
ビタミン
- ビタミンC: 抗酸化作用があり精子のDNAを保護する
- ビタミンE: 抗酸化作用があり精子の健康を助ける
- ビタミンD: ホルモンのバランスを整え精子の質を向上させる
ミネラル
- 亜鉛: 精子の生成や生殖機能の維持
- セレン: 抗酸化作用があり精子の健康を保つ
その他の栄養素
- コエンザイムQ10:精液中の抗酸化力を高め、酸化ストレスを軽減する役割
- オメガ-3脂肪酸: 精子の運動性を向上させる
- 葉酸: DNAの合成に重要、精子の健康を保つ
- L-カルニチン: 精子のエネルギー代謝をサポートし運動性を向上させる
また、適度な運動は血行を促進し、精力増強につながります。ライフスタイルを見直してみましょう。
ご夫婦の協力と体質改善がもたらした妊娠報告はこちら↓
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心と身体のバランスを整える
ストレス管理は男性不妊の改善に不可欠です。ストレスを軽減するためには、リラクゼーション法を取り入れたり、趣味の時間を持つといいですね。
適度な休息と睡眠はホルモンバランスを安定させます。心と身体のバランスを整えるのが総合的な健康につながるのです。
妊活をサポートするためには心身の健康が大切です。
漢方薬での体質改善
漢方薬は、男性不妊に対して体質改善を目指す方法として注目されています。
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
気力の回復を目指す - 六味地黄丸(ろくみじおうがん)
体力維持のため伝統的に用いられる - 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
ストレスケアを考慮した処方
上記の3つは男性不妊外来でよく処方される漢方薬ですので、実は当店ではほとんどお出ししません。
漢方薬局ならではのバックアップとして、お客さまの症状と体質に合わせた漢方薬を処方しております。いずれも併用できますのでご安心ください。治療を受けている方もぜひご相談くださいね。
パートナーへの思いやりと協力体制
こそっと相談にいらっしゃる男性が増えているのです。男性側の理由による不妊はなかなか気づきにくいものです。羞恥心や検査への抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。
まずはパートナーと心を開いて話し合うことをおすすめします。なぜなら男女どちらに不妊の原因があるとしても、妊娠・出産・その後の育児に及ぶまで、おふたりの協力が必須だからです。
男性不妊をみてもらえる病院は全国でも少数で、治療ができる医師も少ないようです。フランスなどは男性と女性の不妊治療病院が併設しており、治療が受けやすくなっているのですが……。
社会的な認識がもっと進めば施設も増え、環境も整うのではないかと期待しています。
しかし男性不妊治療が整備されても、生活習慣の見直しと体質改善は必要です。妊娠させやすい身体作りをしていきましょう。妊娠は男女問わず年齢の期限がありますので、お悩みの方はご相談くださいね。お待ちしております。
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