クレアチニンが高い？ 早めの対策で腎臓を守ろう

健康診断で「クレアチニン」の数値が高いと指摘されていませんか？

健康診断の結果が出る時期には、40〜50代男性のご来店が増えます。腎臓病の初期は自覚症状がほとんどありませんが、安心してはいけません。クレアチニンの数値こそ見逃せないのです。

本記事では、腎臓の健康を守るためのポイントをお伝えします。

クレアチニンが高いってどういうこと？

クレアチニンとは

クレアチニンは老廃物です。筋肉を動かすためのエネルギーを使ったあとに残るもので、身体にとっては不要物。

腎臓が正常に働いていれば、クレアチニンは尿と一緒に排出されます。

数値が高い理由

クレアチニンの数値が高い場合、腎臓の機能が低下している可能性があります。通常なら腎臓でろ過され排出されるものが、血中に留まっているのです。

クレアチニン値は腎機能障害の早期発見には見逃せないポイントです。

自覚症状がない危険

腎臓の機能が低下しても自覚症状がないことが多いため、健康診断での数値をチェックするのが重要です。自覚症状が出るころには病気がかなり進行しています。

主な自覚症状は以下です。

• 尿の異常（濃い色・濁り・泡立ち）
• 尿量が多くなった
• むくみ

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なぜ早めの対策が必要なのか？

腎臓病の進行と透析

腎臓病は徐々に進行します。腎機能が働かなくなると、最終的には透析が必要になるのです。

透析は血液を人工的にきれいにしますが対症療法です。腎機能を復活させるものではありません。

透析の負担

透析の標準は週に3回、1回あたり4時間を要します。身体的・精神的・経済的な負担がかかるのです。生命維持のためには生涯継続することになるでしょう。日常生活に大きな制約が生じます。

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治す薬はないが腎機能の維持は可能

現在、腎臓病を治す薬はありません。できるのは進行を遅らせることなのです。早期に発見し適切な対策をとれば、腎機能を長く保つことが可能です。

漢方薬で腎機能を維持する方法

漢方薬の役割

漢方薬は身体全体のバランスを整え、腎臓の負担を軽減する助けになります。腎臓病に用いられる代表的な漢方薬は次の通りです。

• 八味地黄丸（はちみじおうがん）
• 牛車腎気丸（ごしゃじんきがん）
• 六味地黄丸（ろくみじおうがん）
  

体質や症状により処方する漢方薬は違います。上記以外の漢方薬を使用して腎機能の維持に取り組んだ事例もあります。

身体のバランスを整える

漢方薬は身体のバランスを整え、自然治癒力を高めるのに役立ちます。身体全体の健康を考え、腎機能を保つのが目標です。

生活習慣の見直し

腎機能を維持するためには、生活習慣の改善も重要です。漢方薬の服用と並行して行ってください。

• バランスのとれた食事
  塩分・たんぱく質を控えめにし、野菜を多く食べる
• 適度な運動
  定期的な運動は血流を促し腎機能をサポートする
• 十分な水分補給
  適切な水分補給は腎臓の働きを助ける

水分をしっかりとり、塩分を控え、バランスのとれた食事を心がけましょう。定期的な健康診断も欠かせません。

健康診断の結果を見落とさないで！

クレアチニンの数値が高いと指摘されたら、早めに対策をとりましょう。自覚症状がないうちが花なのです。要再検査・要治療の方は必ず受診してください。

腎臓病を治す薬はありませんが、漢方薬を上手に使い、腎機能を維持されている方もいらっしゃいますよ。
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冒頭で「男性のお客さまが増えた」と書きましたが、男性はサッと要件を済まされることが多いのです。腎臓にいい漢方薬はないかと尋ね、短時間の立ち話で帰ってしまいます。「どうぞおかけください」とおすすめしても座りません（笑）。

少しでもお時間を確保していただければお客さまの状況がつかめますし、結果として症状や体質に合わせた処方につながります。

漢方薬は継続服用が大切ですが、お客さまの状態をなるべく詳細にお伝えいただくのがカギとなります。お忙しいかと思いますが、ぜひ予約してご来店くださいね。

腎臓の健康に不安がある方はご相談ください。お一人お一人に合う漢方薬をご提案します。自分の健康は自分で守ることが大切。早めの対策で、健康な生活を続けましょう。