疲れやすい・むくみやすい・胃腸の調子が悪いなど、さまざまな不調を感じている方が増えています。もしかしたら、原因は身体の冷えかもしれません。
「自分は暑がり」「汗をかきやすいから冷え性ではない」と思っていませんか? 更年期世代の女性や働き盛りの男性にも"隠れ冷え性"の可能性がありますよ。
意外に見過ごしがちな隠れ冷え性の正体と、簡単にできる対策についてお話しします。
急増中! 見逃しやすい「隠れ冷え性」の正体
冷え性は、手足の冷たさを感じるひとのことだと思っていませんか?
身体の冷えを自覚しにくい隠れ冷え性の方が増えています。なぜ気づきにくいのでしょうか。
隠れ冷え性が気づきにくい3つの理由
- 自律神経の乱れによる体温調節機能の低下
不規則な生活やストレスで自律神経が乱れ、体温調節機能が低下。寒さや暑さを感じにくくなり、身体の冷えに気づかない。 - 体表面の血管が熱を放出し続ける
身体が冷えていると、体表面の血管が拡張して熱を放出し続け、暑がり・汗かきになりやすい。実は身体が冷えているのに「冷え性ではない」と思い込んでしまう。 - 内臓だけが冷えている状態
表面的な体温は普通でも、内臓だけが冷えている「内臓冷え」の状態。内臓の冷えは直接感じないため、胃腸の不調や疲れやすさなどの症状が出るまで気づかないことが多い。
あなたの冷えチェックと要注意な生活習慣
あなたに隠れ冷え性の可能性があるかチェックしてみましょう。
- 疲れやすい、だるさが取れない
- 午後になると眠くなる
- むくみやすい
- 肌のトラブルが増えた
- 生理痛や生理不順がある
- 便秘と下痢を繰り返す
- 急に胃腸の調子が悪くなる
3つ以上当てはまる方は要注意! 以下の生活習慣が原因かもしれませんよ。
- 薄着のまま我慢する習慣
「若いから」「まだ寒くない」と薄着で我慢するのが冷えにつながる。特に、足首・手首・首などの末端露出は体温が低下しやすく、血行が悪くなる要因に。 - 姿勢の悪さ
姿勢の悪さは血流を妨げ、冷えの原因に。長時間のデスクワーク・スマートフォンを見るときの前かがみの姿勢・足を組む習慣がないかチェック。 猫背・反り腰・ストレートネックに注意。 - 冷えやすい食生活
栄養不足による冷え。朝食抜き・簡単に済ませられるコンビニ食・菓子パンだけの食事などを続けると、身体を温める栄養が不足する。不規則な食事時間も身体を冷やす原因となる。
誰にでもできる「身体を温める」生活習慣7か条
冷えの改善は、無理なく続けられる習慣作りから始めましょう。
- 末端を意識した重ね着
首・手首・足首の「3首」を温めてください。ストール、アームウォーマー、レッグウォーマーなど、防寒できるアイテムを活用しましょう。 - 正しい姿勢と小まめな運動
デスクワーク中は、30分に1回は軽く身体を動かしましょう。肩を回す、深呼吸する、かかとの上下運動など、座ったままでも身体は動かせます。 - 温める食材を毎日の食事に
生姜・ねぎ・にんにく・かぼちゃなどの温性食材を、毎日の食事に取り入れましょう。加熱調理するとさらに温める効果が高まります。 - 足元からしっかり温める
足の裏には湧泉(ゆうせん)というツボがあります。このツボを刺激すると身体を内側から温め、全身の血行を促進するといわれます。湧泉の場所は、足裏の中央付近。足の指を曲げたときに最もへこむ場所です。 - 温かい食事を意識する
1日3食、規則正しい時間に温かい食事をしましょう。朝は白湯やお味噌汁から始めると、胃腸が活性化します。冷たい飲み物は常温に戻してから飲むのがおすすめです。 - お腹を温めて内臓を守る
腹巻きやカイロでお腹周りを温めましょう。身体の中心部を温めると末端部までの血流がよくなります。内臓が冷えると消化吸収力が低下するので注意して。 - 質の良い睡眠のために
就寝1時間前には、ぬるめのお風呂や足湯で身体を温めましょう。お風呂上がりには靴下を履くなど、足元を冷やさない工夫を。
身体を温めることから始める健康習慣
「自分も隠れ冷え性かも?」と気づかれた方も多いのではないでしょうか。冬に向かって寒さが増す季節です。今日からできる簡単な対策から始めていきましょう。
3ステップの温活プランとして、まずは下記を実践してみませんか?
- Step1:首・手首・足首を意識して温める
- Step2:30分に1回、軽く身体を動かす
- Step3:一日一回は温かい汁物を摂る
女性の方が冷えを感じやすい傾向がありますが、男性も加齢とともに冷えのリスクが高まります。「男性は冷え性にならない」と思いがちですが、放置せず対策してくださいね。
豆知識として、カイロを使う場合は背中の上の方に貼るのも効果的です。太い血管が走っている場所にカイロを貼ると全身が早く温まるんですよ。
ただ、独自の冷え対策が逆効果になることもあります。先日ご来店いただいたお客さまで「寝ている間に冷えるのが怖いので、厚手のタイツをはいて寝ています」とおっしゃる方がいました。
これはNGです。
就寝中に身体を締め付けると血流が悪くなり、冷えの原因になります。足の裏を布で覆ってしまうと体温が下がってしまいますので、靴下の使用もやめましょう。
また、人間は寝ている間に深層部の体温を下げて身体を回復させています。深層部の体温を下げるためには、足の裏から放熱する必要があるんですね。
レッグウォーマーのご利用をおすすめするのと、寝る前に足を冷やさないよう気をつけてみてください。
漢方では、冷えは万病のもと。裏を返せば、身体を温めれば不調が改善される可能性があるということですよね。すべてを一度に変えようとしなくてよいので、できることから少しずつ始めてみてください。
身体が温まると心も不思議と落ち着き、温かくなります。体調の変化にも敏感になってきますよ。
気になることがありましたら、ぜひご相談ください。あなたに合う冷えとり習慣を一緒にみつけていきましょう。
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