「平日のご飯はコンビニ」というひとは多いですね。特に昼ごはんはその傾向が強いようです。妊活を意識すると「ちゃんと食べよう」という気持ちが強くなる一方で、現実は思うようにいかない日もあるでしょう。

コンビニを活用した生活を変えなくても、身体を整える視点を持つと食事選びが変わってきます。コンビニ食が悪いわけではありません。食べものの組み合わせを意識してみましょう。

完璧を目指さないコンビニ妊活メシ

妊活の食事というと、手作りや栄養バランスをきちんと整えるイメージが浮かぶと思います。ただ、毎食続けるのは難しいですね。「コンビニを利用する日がある」のを前提にして、現実的な整えかたをしていきましょう。

ちゃんとした食事が続かなくてもだいじょうぶ

今やコンビニは忙しい世代の味方。相談のなかでも、コンビニ食をよく食べるとの声をお聞きします。調理する時間的余裕がなかったり、疲れが取れない日が続いたりすることもあるでしょう。

頑張れない日があるのはみんな同じです。「疲れてしまいコンビニで買ったご飯を食べたあとに、罪悪感が湧いてきた」と話してくれたお客さまがいました。

でも、自分を悪く思わなくていいんですよ。罪悪感を覚えるのは、食生活を意識できているからです。コンビニに頼らざるを得ない状況もありますから、自分に厳しすぎないようにするのも大切な考えです。

コンビニご飯は選びかた次第

コンビニはとても便利ですが、栄養バランスが偏りやすく、たんぱく質や野菜が不足する傾向があります。単品だけだと炭水化物や脂質ばかりの食事になりがちなんですね。

同じ金額でも選びかたによって内容は大きく変わり「妊活メシ」として役立ちます。

整える食事の基本とは

漢方では、身体の土台を整えることを大切にします。

  • 身体を冷やさない
    妊娠する力の土台となる“腎”を守ります
  • たんぱく質をとる
    子宮や卵巣を養う栄養である“血”を補います
  • 血流をよくする
    巡りをよくして子宮や卵巣に栄養を届けやすくします

「妊娠しやすい身体作り」は生殖機能だけに焦点をあてるわけではなく、身体全体の健康を整える取組みです。難しく考えなくてもだいじょうぶ。日常のなかで少しずつ意識していきましょう。

迷わず選べる! コンビニでの組み合わせルール

コンビニには食べものがたくさん並んでいて、迷ってしまいますね。選びかたの軸があると、健康的なメニューをサッと決められます。

妊活メシ・選びかたの基本

基本は下記の3つです。

  • 主食:ご飯・パン・麺など(炭水化物はエネルギー源)
  • 主菜:肉・魚・卵・大豆製品など(たんぱく質源)
  • 副菜:野菜・きのこ・海藻など(ビタミン・ミネラル・食物繊維)

主食にたんぱく質と野菜を加えましょう。味噌汁やスープなど温かいものを取り入れると、身体が温まります。基本をおさえて選べばバランスのよい食事ができますよ。

野菜はサラダばかりでなく、煮物・きんぴら・青菜のごま和えなどを積極的に選びましょう。野菜から食べるベジタブルファーストは、急激な血糖値の上昇を防ぎます。

妊活中は特に、下記の栄養素を意識して選んでみてください。

  • 高たんぱく質:サラダチキン・焼き魚(鮭・サバ)・ゆで卵・納豆
  • 葉酸:枝豆・ほうれん草
  • 鉄分・ビタミンE:海藻サラダ・ひじき煮・アーモンドミルク
  • 低GI食品:全粒穀物・玄米・ライ麦パン

低GI食品は、食後の血糖値の上昇が緩やかな食品。食事のバランスを考えるうえで意識したい食品のひとつです。

妊活メシ組み合わせ例

  1. 雑穀おにぎり+サラダチキン+野菜スープ
    主食・主菜・温かい汁物がそろう基本の形
  2. 鮭おにぎり+ゆで卵+豚汁
    「温める・補う・巡らせる」ができる
  3. 玄米入り弁当(焼き魚や鶏の照り焼きなど)+ひじきの煮物+冷ややっこ
    低GIの主食・良質なたんぱく質・ミネラル豊富な副菜をバランスよく
  4. 山菜そば(温)+温泉卵+ほうれん草のおひたし
    たんぱく質や野菜を手軽にとり入れやすい
  5. 全粒粉パンのミックスサンド+プレーンヨーグルト+ミネストローネ
    手軽に不足しやすい栄養を補える

食品に記載されている栄養成分表示を活用しましょう。カロリー・塩分・たんぱく質の量などを確認しながら、バランスよく組み合わせてくださいね。

気をつけたい組み合わせ例

  1. 菓子パン+カフェラテ
    糖分や脂質が多く、たんぱく質や食物繊維が不足しがち
  2. パスタ単品+清涼飲料水
    血糖値が急上昇しやすく、栄養バランスが極端に偏っている
  3. おにぎり2個+お茶
    一見軽い食事でも、炭水化物に偏りすぎている
  4. カップラーメンのみ
    添加物や塩分を多く含む傾向がある
  5. スイーツ+コーヒーで食事代わり
    糖質と脂質が主体で必要な栄養がとれない

やってしまいがちかもしれませんね。どれも食べてはいけないものではありませんが、毎回続かないように意識したいところです。

甘いものやカフェイン飲料は、バランスのよい食事をとったうえで、デザートや嗜好品として楽しみましょう。摂取量に注意してくださいね。

「コンビニで妊活メシ!」賢く利用しましょう

コンビニのご飯は忙しい日々の味方ですね。食事をすべて理想通りに作るのは難しいですから、ゆる〜く続けられるスタイルを探しましょう。妊活は頑張りすぎないくらいがちょうどいいんです。

ただやみくもに選んでしまうと、必要な栄養がとれなかったり、炭水化物や脂質に偏った食べかたになったりします。コンビニ食を「妥協の食事」でなく「整える食事」にするのは選びかた次第です。賢く利用しましょう。「主食+主菜+副菜」の基本を頭に置いて、妊活メシを楽しんでください。

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