不妊治療で心も身体も疲れてつらい|お休みする選択もあります
不妊治療をお休みしようかな。
そう考える背景にはそれぞれの事情があります。
そして治療が長期化すれば必ずぶち当たる壁でもあります。
治療をお休みしたら自然妊娠した!という話をよく聞きますね。
しかし長い間頑張っているひとからすれば「そんなに簡単に妊娠しないよ!」と思うでしょう。
もちろん不妊の原因にもよります。
しかし、身体と心がいかにつながっているかを表しているようにも思えます。
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不妊治療をお休みする理由
費用が高額
治療ステージがあがるほど1回あたりの費用が高額になってきます。
2022年4月より、基本的な不妊治療は保険適用になりました。
これにより治療の選択肢が広がり、早期に治療を始めやすくなりましたね。
しかし保険適用になったとはいえ、回数や年齢の制限もあります。
心身ともに疲れてしまった
不妊治療をお休みしたいと考える方にはひとつの傾向があります。
それは、35歳・40歳・45歳など区切りの年齢を迎えたとき。
一度立ち止まって考えていらっしゃることが多い気がします。
治療期間が長いほど、妊娠〜出産のイメージがつかなくなるのは当然です。
長期にわたる治療では心身に大きな負担がかかるもの。
通院やホルモン剤の影響・職場への気遣いなどで、心も身体も疲れてしまうのです。
不妊治療がつらい
治療のつらさのひとつに「痛み」があります。
痛みの感じ方は個人差がありますが、検査のたびに激痛に耐えているひともいます。
内診台も喜んで乗るひとはいないでしょう。
すべて目的のために積み重ねてきたのです。
頑張れるうちはいいのですが、すべてが義務感になってしまったらつらいですね。
治療をお休みするメリット
ストレスが減る
治療にはさまざまなストレスがかかります。
度々の通院、注射、投薬。痛みに耐えることや仕事との両立。
- お休みだから食事制限を解除し、お酒も楽しめた
- 鬱々とした気持ちをいったん手放してみた
ちょっとしたことで、あなたがどれだけ頑張ってきたのかがよくわかると思います。
ぜひ自分を褒めてあげてくださいね。
ストレスが減るのは卵子の質があがることにつながります。
これはアロマターゼという酵素ができにくくなるからです。
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ストレスが減ることで夫婦仲がよくなる
夫婦は家庭の基盤です。
つらいときを一緒に乗り越えるのは妊活だけではありません。
自由になり余計なストレスが減ると、余裕が生まれます。
いつの間にか息苦しさを感じていたことに気づくかもしれません。
そもそも男性と女性は考え方や価値観が違いますし、妊活への温度差もあるもの。
目標だけを見つめていると、パートナーと気持ちがずれてくることもあります。
お互いに向き合い、いたわりあい、仲を深めることが妊娠につながるといえます。
妊娠という目標から視点を外せる
あまりにも思いつめてしまうと、周りはおろか自分自身が見えなくなることも。
1歩引いてみると、全体を見渡せることがありますね。
今持っているものに目を向けてみましょう。
忘れかけている大切なものはありませんか?
人生の選択肢を広げられるのもこういうときです。
実行するかしないかは置いておいて、大らかな気持ちで考えられるといいですね。
お休み中はどうやって過ごしたらいいの?
積極的に楽しみましょう
よい機会を得たのですから愉快に過ごしましょう。
楽しい、幸せだと思えることならなんでもいいのです。
夫婦でお休み中のルールを決めておくといいですね。
ふたりで楽しめることに没頭したり、行ったことのない土地に旅行したり。
また「妊活の情報を自分から集めにいかない」なんてルールもいいかもしれませんよ。
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まぁいいか!の気持ちでリラックス
頑張るときは頑張り、休むときはしっかり休む。
メリハリをつけましょう。
肩の力を抜く時期と割り切り、気持ちを緩めてください。
何かあっても「まぁいいか!」と思えるといいですね。
ですから、緩めるのが難しくても「まぁいいか!」でいきましょう。
生活リズムをくずさないで
自由に楽しくといっても、不摂生にならないように!
心身ともに元気になるのが目的です。
そして負担が減る今だからこそ、土台を整えるチャンスです。
不妊治療による投薬で身体は疲れています。
質のよい卵子と着床できる子宮内膜を育むには、身体への負担がない漢方薬がピッタリなんです。
この時期に漢方で身体作りをするひとはたくさんいらっしゃいますよ。
休むのもつらいときは
治療はつらいけど休むのもつらい。
ただ時間だけが過ぎていくのが怖い。
こういう気持ちになることもあると思います。
いくらお休み期間中でも、完全に忘れられるわけではありませんね。
でもそれでいいんですよ。
つらい自分をいたわり、受け入れてあげてください。
あなたは悪くないのですから。
まとめ
まじめに考えるとどうしてもつらくなってしまいます。
時節柄、帰省などで重い気持ちになることもあるでしょう。
でも、嫌なことはしなくていいんですよ。
頑張らずにね。
あなたのお悩みを聞かせてください。