せっかくのシルバーウィークでしたが、2週とも台風に見舞われてしまいましたね。
連休の予定を変更された方もいらっしゃるでしょう。
台風が近づくと体の不調を感じるかもしれません。
これは気象病や天気痛とも呼ばれており、頭痛やだるさなどの症状があります。
急激な気圧の変化に体がついていけなくなってしまうのです。
こんな症状があれば天気痛かも
一例ですが、症状をあげてみましょう。
- 頭痛
- めまい
- だるさ
- むくみ
- 憂鬱になる
- 低気圧の予報で不安になる
- 元々持っていた症状が悪化する
敏感なひとですと、雨が降る前から症状を感じる場合もあります。
そもそも気圧ってなに?
気圧とは空気による圧力のこと。
すべての物体は空気の圧力を受けています。
今もあなたには空気の大きな力がかかっているんです。
では、なぜ人間の体は潰れないのでしょうか。
それは、人間も同じ圧力で体の内側から押し返しているからなんです 。
双方の圧力のバランスが崩れると「不調」というサインが現れるんですね。
気圧の変化で何が起こるの?
気圧の変化は内耳(ないじ)という、耳の奥にある器官でキャッチしています。
内耳はセンサーの役割をしており、気圧の変化をキャッチすると、それを自律神経に伝えるのです。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、お互いにバランスを取り合っています。
交感神経が優位になるのは、緊張したときやストレスを感じたとき。
逆に副交感神経が優位になるのは、リラックスしているときや睡眠中です。
内耳のセンサーが敏感なひとは、少しの気圧変動でも自律神経が過剰に働いてしまうため、バランスが取れなくなってしまいます。
そのため不調になりやすいのです。
気圧の変動で不調が起こるメカニズム
気圧の変化で体調不良が起こるのは、以下の要因が考えられています。
- 体内の水分バランスが乱れる
- 余分な水分が血管を拡張させる
気圧や天気の変化が急激に起こると、体内の水分バランスが乱れてしまいます。
少しずつの変化なら体もついていけるのですが、台風やゲリラ豪雨などは変動が激しいですよね。
体内に余分な水分がたまると、血管拡張や自律神経の乱れにつながります。
脳内の血管が拡張すると、周りの神経を圧迫し頭痛を引き起こします。
また内耳が気圧変動を敏感に察知しすぎると自律神経が乱れ、だるさ・めまいなどの原因となります。
対処法
気圧の変動と関係が深い自律神経を整えましょう。
規則正しい生活が基本です。
▶︎耳マッサージ
内耳と自律神経は深い関わりがあります。耳マッサージで血流をよくしましょう。
- 耳を軽くつまみ、横・上・下と軽くひっぱったり、くるくる回す
- 親指と人差し指で耳を上下から二つ折りにするイメージで数秒キープ
▶︎食事
3食バランスよく食べましょう。特に朝食は大切です。
人間は寝ている間に体温が下がりますが、朝食をとることで体温があがります。
交感神経に「これから始動だよ」と知らせてあげましょう。
▶︎適度な運動
体を動かし血流を促しましょう。
体温を高めにキープするためには、適度な運動や入浴が効果的。
ウォーキングやストレッチなどもいいですね。
▶︎アプリで体調管理
どんな気圧の変化で体調不良が起こるのか。基準値はひとによって違います。
天気を予測し、不調が起こりやすいタイミングを知らせてくれるアプリもあります。
記録を続けると自分の傾向がわかってきますので、準備や心構えもできますね。
体調不調で受診する際も、このようなデータがあるとお医者様も参考になるでしょう。
▶︎天気のせいだと割り切る
傾向がわかってくると「あ、またくるな」と憂鬱になるかもしれません。しかしこれはあくまで予防のため。
不調を上手に乗り切るために自分のデータを集めているのだ、ということを忘れないでくださいね。
上記の対処法を参考に、自律神経を整えていきましょう。
そして
ちゃんとケアしている自分はえらい!
不調になってもお天気のせいだよ!
と、ご自分に優しくしてあげてください。
まとめ
あなたの身体は長年の生活習慣からできています。
規則正しい生活を心がけ、少しずつ心身を整えていきましょう。時間はかかりますが、それが根本的な解決法です。
自律神経は自分でコントロールすることができません。交感神経と副交感神経はお互いにバランスを取って作用しています。
人間の身体がある程度の変化に対応できるのは、自律神経の働きのおかげなんですね。
当店では、身体の水分バランスを整える漢方薬をご用意しております。
気圧の変化による不調にお悩みでしたらご相談ください 。
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