身体を温める食材を取り入れましょう

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身体を温める食材を取り入れましょう

朝晩はかなり涼しくなってきました。
毛布をひっぱり出してきた方も多いでしょうね。

今の時期は夏の暑さのダメージが残り、体調をくずしがち。
体調不良とまでいかなくても、なんとなくだるい日が続く……。
こんなお話も耳にします。

さて、秋といえば「食欲の秋」ですね。
夏の暑さが和らぐと、食欲が増すのを感じられると思います。
これはただ単に涼しくなったから食欲がわく、というばかりではありません。

寒い時期に備えて体が「必要な栄養を蓄えよう」とする、自然の摂理なんですね

今日は、体を温める食べ物をご紹介します。

●根菜類 

土の中でゆっくりと育った根菜には、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
/そして水分が少ないのが特徴。

根菜類のなかには体を冷やすといわれるものもありますが、温めて食べれば問題ありません。

にんじん・ごぼう・れんこん・いも類など、たくさんの根菜を入れた豚汁はとてもバランスの良い食事になります。

旬のサンマに豚汁などいかがでしょうか。

●薬味野菜

ねぎの強い香りは「硫化アリル」という成分からきています。
これには血流を促し、体を温める作用が。
「風邪にはねぎ」といわれるのも、発汗作用と免疫力向上の働きからなんですね。

また、硫化アリルは揮発しやすいのが特徴です。
切った断面から蒸発していくため、食べる直前に調理するのがおすすめです。

水にさらす場合も短時間にしてくださいね。栄養分が流れ出るのを防ぐためです。

生姜は体を温める代表選手ですよね。
「ジンゲロール」という成分が血行や発汗を促進します。
他にも殺菌作用・デトックス効果・むくみを解消する働きもあるんです。

煮物のアクセントにしたり薬味として使うなど、少しずつでも食べ続ければ生姜の効能を効率よく摂取できますよ。

●肉類

豚肉には良質なたんぱく質やビタミンB群が含まれています。
たんぱく質は血や筋肉を作る大切な要素ですね。

ビタミンB群のなかでは、特に「ビタミンB1」と「ナイアシン」が豊富です。
ビタミンB1はとても優秀で、糖質(ご飯やパン)をエネルギーに変える役割をしているんです。

ねぎと一緒に加熱調理すると、豚肉のビタミンB1の吸収をよくするので、疲労回復にも役立ちますよ。

また、ナイアシンは“補酵素”といって、酵素の働きを助ける役目をしています。
酵素の役割は、食べ物を消化・吸収・代謝することなど。
ナイアシンはそのお手伝いをしているんですね。

血行促進のほか、皮膚や粘膜をきれいに維持することや、アルコールの分解にも一役買っています。

そして牛肉も大変良質なたんぱく質を含んでいますよ。

たんぱく質は20種類のアミノ酸から合成されています。
そのうち「必須アミノ酸」と呼ばれる9種類のアミノ酸は、人間が体内で作り出すことができません。

そうなると、食べ物から摂取するしかありませんよね。

必須アミノ酸で重要なのは量より質
牛肉は、9種類のアミノ酸を含むだけでなく、そのバランスが100点満点の食べ物なのです。

★豚肉や鶏肉なども、牛肉と同じようにアミノ酸バランスが良いですよ。

また、牛肉は亜鉛も多く含んでいます。

亜鉛が欠乏すると免疫機能が落ちてしまいます。
しかし亜鉛も体内で作れない成分であり、食べ物から摂取するしかないんですね。

ある不妊治療病院では、銅・亜鉛検査をします。
赤ちゃんを授かる上でも必要なミネラルなのです。

まとめ

ざっくりですが、体を温めたり疲労回復に役立つ食材をご紹介しました。
今後、それぞれの食材の効果的な料理法なども、少しずつ書いていこうと思います。

旬の食材はお値段も手頃で新鮮です。
上手に取り入れ、おいしくいただきましょう。

でも、食べ過ぎにはくれぐれもご用心を!


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