花粉の季節がもうすぐそこに|セルフケアと漢方薬で備えましょう

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花粉の季節がもうすぐそこに|セルフケアと漢方薬で備えましょう

1月も中旬になると気になり出すのが花粉症。
もうなんとなく花粉を感じているひともいるかもしれませんね。

日本気象協会は昨年12月に、2023年春の花粉飛散予測を発表しました。
今年の花粉飛散量は、前シーズンを大幅に上回るところが多いと予想されています。

参考:日本気象協会

予測の根拠と花粉症対策について、セルフケアと漢方薬の利点を交えながら解説します。

花粉症の飛散量はどうやって予測しているの?

▶︎前年夏の気候が大きく影響する

花粉の飛散量は、前年夏の気候により違ってきます。
昨年の夏は「高温・多照・小雨」であり、スギの花芽形成にはうってつけでした。

▶︎飛散量が少ない翌年は花粉が多く飛ぶ?

前年に花粉の飛散量が少ないと、翌年は多いといわれますよね。

この理由のひとつがスギの木のパワー。前年にあまり使われなかったため、スギにエネルギーが蓄えられているそうです。

▶︎今年の飛散量は過去10年間で最大になるかも

2023年春の花粉飛散量は、過去10年間で最も多いと予測されています。

スギ花粉の生産量は雄花の着花量で決まります。環境省ではスギ雄花花芽調査を実施、結果を発表しました。

それによると、6月の日照時間が少なかった一部の地域を除き、例年より多くの着花がみられたそうです。

特に関東・北陸・中国地方では過去10年間の最大値を超える報告があり、今春の花粉飛散量はかなり多いと予測されているのです。

また関東ではヒノキの雄花も花芽が多いという報告があります。
スギとヒノキで花粉が飛散する期間が長くなるかもしれません。

参考:環境省ホームページ

セルフケアで花粉の侵入を防ぎましょう

花粉症対策の第1歩は、花粉をなるべく体内に入れないことです。
対応をおさらいしましょう。

  • マスク・メガネの着用
    花粉対策用のマスクは花粉が1/6に減少、花粉対策用メガネでは1/4に減少
  • 外出先から戻ったら
    花粉をよく払い、すぐに手洗い・うがい・洗顔
  • 換気はどうする?
    レースのカーテンなどで花粉の侵入を防ぐ
  • こまめに掃除
    掃除機だけでなく濡れた雑巾やモップで花粉をぬぐう
  • 洗濯物
    屋内で干す
  • 着衣
    表面がツルツルした衣服を
  • 腸管免疫を高める
    乳酸菌の摂取(納豆・豆腐など)

なるべく身体に負担をかけないようにしましょう。
ストレス・睡眠不足・乱れた食生活は悪化の原因になります。

参考:環境省
参考:厚生労働省

漢方薬で花粉症対策しましょう

▶︎漢方薬のメリット

漢方薬は効果が現れるまで時間がかかるイメージがありますが、効き目が早いものもあります。
身体への負担もなく安心です。

  • 漢方薬の働き
    花粉症予防・症状の緩和・体質改善により花粉への免疫を高める
  • 身体への負担がない
    眠くなる成分が入っていない、口の渇きがない
  • 子どもから高齢者まで飲める

▶︎漢方薬の選び方

花粉症と風邪は症状が似ています。鼻水・鼻づまり・くしゃみ・喉の痛みなど、最初は違いがわかりませんね。

西洋医学では原因に対して投薬しますが、漢方薬は症状に対してお薬を出します。
最初の見極めは身体が冷えているか、もしくは熱がこもっているか。

例えば同じ鼻水でも「サラサラ」なら身体が冷えていますし「ネバネバ」なら熱を持っているのです。そのためお出しする漢方薬は違います。

症状や体質に合った漢方薬をみつけるため、ぜひ薬剤師に相談してください。
漢方薬は敷居が高いと思われる方もいますが、お子さんから高齢の方まで広くご愛用いただいています。

服用方法やご予算の相談にも応じておりますので、ぜひお気軽に。

まとめ

今年は花粉がたくさん飛びそうです。微量ながらも飛び始める今から予防しましょう。

花粉をなるべく寄せつけないセルフケア。
そして漢方では予防・症状の緩和から免疫力UPまでトータルでお手伝いします。

つらい花粉症に負けない身体作りをしましょう。

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