慢性子宮内膜炎

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何度も流産を繰り返したり(習慣性流産)、体外受精で何度も胚を戻しても妊娠しなかったり(反復性着床不全)することがあります。これらの原因の一つとして慢性子宮内膜炎が注目されています。

子宮内膜炎が「形質細胞」という血液細胞の一種から分化した細胞の浸潤に伴う炎症状態にあり、何らかの免疫学的異常が長期的に起きている状態と考えられます。

不妊女性においては30~35%、習慣性流産や反復性着床不全の女性ではそれぞれ30~66%とする報告もあります。不正出血やオリモノの変化などを伴わないので、いつどうやって発症したかはわかりません。

主な原因の一つに子宮内膜の細菌感染が考えられています。

検査をして治療が必要な場合、適切な治療法があります。(飲み薬)

治療後に検査所見の改善や、妊娠率・流産率の改善がみられる報告が多数あります。

不妊治療病院で検査することが出来ますが、この検査を行っていない病院もあります。

そうなると、病院の先生からは治療の繰り返しばかり提案され検査についての提案がなされない場合もあります。

ちなみにこの検査は令和4年4月1日から先進医療に入っております。(6項目中の1つ)

1つの検査方法として覚えておくといいかもしれません ^^

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